2020年全世界で話題になっているコロナウイルス。中国武漢だけでなく中国国外でも死亡例が発生しております。
そのコロナウイルスに対して、アメリカより治療薬が発見された事が速報で入りました!
詳細については随時更新していきますので、まずは速報記事として捉えてください。エビデンス・引用は随時追記していきます。
コロナウイルスの特効薬は抗HIV薬のレムデシビル
コロナウイルスの治療薬として速報が入ったのは、抗エボラ薬のレムデシベルとの事。
東大卒現役医師のぴーす氏から米国論文とご自身の見解が紹介されております。
コロナウィルス(2019-nCoV)陽性の35才男性、増悪する肺炎(レントゲンで浸潤影、聴診でラ音、SpO2 90%)に対して抗HIV薬のレムデシビルを投与したところ一晩で著効し、ほぼすべての症状と所見が消失
1/19来院 35才、非喫煙者の健康男性 発症4日目(咳と熱)37.2° 武漢に旅行歴(海鮮市場には行ってない) レントゲン異常なし 検査結果出るまでは監視付きの自宅隔離 1/20 2019-nCoV陽性だった→空気感染隔離 空咳に加えて2日間の悪心嘔吐があった 入院2日目下痢→便からもウィルス検出 入院5日目 肝臓酵素上昇、軽度の白血球と血小板減少。
血清中のウィルスは一貫して陰性 入院5日目に左手肺下葉に肺炎像、サチュレーションが室内空気で90% 6日目から酸素吸入開始、院内感染も考慮してバンコマイシンとセフェピムも投与開始。肺の線条陰影が両肺に広がる。ラ音も聴取(聴診で異常)
7日目からレムデジビル投与開始。抗生物質は中止(MRSA陰性) 8日目 サチュレーションが94-96に改善。ラ音も聴取されず、患者の食欲も改善、咳は残ったものの改善
さすが米国と唸らせるのは、判明したら軽症でも即時空気感染隔離、重症例と判断するや否やレムデシビルを投与するガッツ、そして改善したのが1/27でつい先日なのに、もう論文投稿する速さ
引用:ぴーす氏Twitter
抗エボラ薬のレムデシビルとは?
ではレムデシベルとはどのような薬なのでしょうか?
レムデシビル
分子式: C27H35N6O8P
分子式フリガナ: C27-H35-N6-O8-P
分子量: 602.585
レムデシビル(開発コードGS-5734)は、新しいヌクレオチドアナログプロドラッグである抗ウイルス薬です。
ギリアドサイエンスがエボラウイルス病とマールブルグウイルス感染症の治療薬として開発しましたが、呼吸器合胞体ウイルス、フニンウイルス、ラッサフィーバーウイルス、MERSなどのより関連性の低いウイルスに対しても妥当な抗ウイルス活性を示すことがその後判明しました。
[1] 他のに対して可能な活性があるコロナウイルスのようなSARSは、 [2]および潜在的に 2019-nCoV感染。[3]また、ニパおよびヘンドラウイルス感染に対する保護にも役立つ可能性があります。
●エボラウイルスに対する臨床試験
レムデシビルは、2013年から2016年の西アフリカエボラウイルスの流行のために臨床試験を急速に進められ、その初期の開発段階にもかかわらず少なくとも1人のヒト患者で使用されました。予備的な結果は有望であり、それは、コンゴの保健当局がmAb114やREGNなどのモノクローナル抗体治療と比較して無効であると発表した2019年8月まで、2018年に始まったKivu Ebola流行中の緊急事態で使用されました。
●新規コロナウイルス(2019-nCoV)
コロナウイルス2019-nCoVによって引き起こされた2019–20年の武漢コロナウイルスの大発生に対応して、ギリアドは中国の医療当局と協力してその効果を研究するために「少数の患者」にレムデシビルを提供しました。[14]ギリアドは、2019-nCoVに対するレムデシビルの臨床検査も開始しました。ギリアドは、レムデシビルは動物のSARSおよびMERSに対して「活性があることが示された」と述べた。[15]この薬剤は、肺炎に進行した後の「思いやりのある使用」のために2019-nCoVに感染していることが確認された最初の米国の患者に投与されました。
[16] 2020年1月下旬、30の薬剤候補の選択を考慮すると、そのうち3つ、レムデシビル、クロロキン、ロピナビル/リトナビルは、細胞レベルで2019-nCoVに「かなり良い阻害効果」を持っているようでした。臨床試験の開始要求が提出されました
引用:Wikipedia
レムデシビル開発会社:ギリアド・サイエンシズについて
製薬メーカーのギリアド・サイエンシズについてご紹介します。
市場情報:NASDAQ: GILD
本社所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
設立:1987年
業種:医療
事業内容:医薬品
ギリアド・サイエンシズ(英: Gilead Sciences)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州フォスターシティに本社を置く、世界第2位の大手バイオ製薬会社である。治療薬の発見、開発と商品化を行っている。
1987年の創業以来、HIV、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザといった感染症治療のための抗ウイルス剤開発を事業の中心としている。日本法人は2012年に設立された。抗インフルエンザ薬のオセルタミビルの世界独占特許権を保有している。1996年に開発し、スイスの製薬会社ロシュ社にライセンス供与している(同社から、商品名「タミフル」として発売されている)。
また、米食品医薬品局(FDA)は、同社開発の経口抗レトロウイルス薬「ツルバダ(Truvada)」を、エイズウイルス(HIV)への感染を予防する薬として世界で初めて承認した。
また、C型肝炎の経口治療薬ソホスブビル(ソバルディ®)及びレジパスビルとの合剤(ハーボニー®)を開発し、世界的に支持を広げている。2015年現在、前者は日本で承認され[2]、同社が日本で初めて発売する商品となった[3]。後者も7月3日に承認された[4]。アメリカ合衆国の政治家、ドナルド・ラムズフェルドが1997年1月から国防長官に就任する2001年まで会長を務めていたことでも知られる。
引用:Wikipedia
中国国内でレムデシビル臨床申請が受理!
中国国内ではレムデシベルの臨床申請が受理された模様です。
【新型肺炎関連:吉報続く】中国メディアが続々レムデシビルの臨床申請を速報!
レムデシベル臨床に対しての真偽性
レムデシベル臨床速報は信用ある機関からのものなのでしょうか?
この症例は米国初の2019-nCoVの症例で、CDCの専門家等も参加してます。出典のnew england journal of medecineのインパクトファクター(雑誌の戦闘力)は55.87。参考にjapanese journal of clinical oncologyのインパクトファクターが2です。あとbloombergも報道してます
引用:Twitter
2020年4月17日:米STAT情報によると、治験で急速な成果があったと報告
【ニューヨーク時事】米医療関連ニュースサイトのSTATは16日、米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験(治験)で、新型コロナウイルスに感染した患者が急速に回復していると報じた。
STATによると、重症の113人を含む125人の新型コロナ患者を対象としたシカゴ大医学部による治験で、レムデシビルを毎日投与したところ、発熱や呼吸器症状が著しく改善し、1週間以内にほぼ全ての患者が退院した。死亡したのは2人のみだったという。
ギリアドはSTATに対し、「進行中の治験のデータが利用可能になることを楽しみにしている」と述べた。
トランプ大統領は先月、レムデシビルについて「非常に良い結果が得られたようだ」と述べ、有望な治療薬になり得るとの見方を示していた。
引用:時事.com
2020年4月17日:NHKニュース情報、日本でもレムデシビルの治験開始
新型コロナウイルスの治療薬の候補の1つとして注目されている、エボラ出血熱の薬として開発中の「レムデシビル」について、開発した製薬企業が、国内の医療機関で実用化を目指して患者への投与を行う治験を、14日から始めたことが分かりました。
「レムデシビル」は、アメリカに本社のある「ギリアド・サイエンシズ」が、エボラ出血熱の治療薬として開発を進めてきた薬で、新型コロナウイルスの治療にも効果がある可能性が指摘されることから、すでに日本やアメリカなどの各国の医師が、共同で実用化を目指した治験を進めています。
ギリアド・サイエンシズでは、レムデシビルの効果について、さらに多くのデータを集めるため、これまでの治験とは別に、新たに横浜市立市民病院など国内の3つの医療機関と連携し、新型コロナウイルスの患者に薬の投与を行う治験を14日から始めたということです。
治験は、日本だけでなく、アメリカやイタリアなどの合わせて4000人を対象に、重症や中程度などのグループに分けて薬の安全性や有効性を確かめるということで、国内ではまず、90人ほどの患者の参加を目指すということです。
「ギリアド社」日本法人の表雅之開発本部長は「来月中には、有効性に関するデータが一定程度得られる見込みだ。1日でも早く治療法の確立に結び付けられるよう治験を進めたい」としています。
引用:NHKニュース
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