2018年10月18日に乃木坂46の新曲『帰り道は遠回りしたくなる』のPV(MV)が公開され、そのストーリー仕掛けにどういった意味があったのか混乱している人もいるのではないでしょうか?
今回はそのPV全体のストーリーや、秋元真夏(まなったん)が西野七瀬(なぁちゃん)に”おかえり”といった意味の解釈について推測していきたいと思います!
また、ラストで西野七瀬(なぁちゃん)が指でなにか文字を書いていたのが何だったのかについてもわからなかった人がいるみたいなのでそちらについても触れていきたいと思います!
乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』PVのストーリー
まずは『帰り道は遠回りしたくなる』PVのラストまでのストーリーの設定や流れを簡単に。
今回のMVのテーマは、主人公で楽曲のセンターを務める西野七瀬で「もし、違う人生を歩んでいたら」です。
”運命には分かれ道がある”
冒頭にそう出ていたように、主人公である西野七瀬には「アイドルになる」運命と「絵を描くこと」運命の2つの道がありました。
このPVでは、その2つの道に進む2人の西野七瀬が登場します。
絵を描く西野七瀬
絵を描くことが得意で、美大に進みたい気持ちがあった西野七瀬は、見事美大に合格し夢のキャンパスライフを送ります。
大好きな絵を描いて、美術部の仲間と楽しい時間を過ごし、時には憧れの大好きなアイドル「乃木坂46」の歌をカラオケで歌ってみたり。
とにかくやりたかったことができている十分過ぎる人生でした。
しかし、少しはアイドルにも憧れていたのかな?と感じるところもありました。
アイドルになる西野七瀬
バスに遅れたことがきっかけで、アイドルの新人発掘オーディションにスカウトされた西野七瀬はオーディションを重ね、なんと大好きな「乃木坂46」への加入が決まり大喜び。
しかし待ち受けていたのは厳しいレッスン、そして楽しいキャンパスライフを送る人を見て羨ましくも思いました。
「あぁ~あのまま絵を描いていたら私もあんなふうに楽しい人生を送れたんだろうなぁ。」と。
そしてみんなよりうまく踊ることができない自分に負い目を感じ、逃げ出します。
しかし逃げ出した後、好きな絵を描いて心が落ち着いたのでしょうか、
絵を描くこと以外にも進みたかった道、「アイドルになる」という道にすすむチャンスをせっかくもらえたんだ。たとえ先が見えなくて知らない道でも、戻れなくても進むんだと。
でも行くんだ 行くんだ 行くんだ 行くんだ 戻れなくても
歌詞にもそういう言葉が使われています。
出会った2人の西野七瀬
絵を描く道を選んだ西野七瀬は大好きな乃木坂46のライブチケットが当たって、大喜び。
そしてライブへ参加します。
アイドルになることを決めた西野七瀬はダンスのレッスンに戻り、そしてメンバーたちに温かく迎え入れられアイドルとしてやっていくことを決意し、ライブのステージに立ちます。
『帰り道は遠回りしたくなる』PVラストの指文字や意味・解釈
そしてPVのラストシーン。
絵を描く道を選んだ西野七瀬は、ライブのステージで輝くもうひとりの西野七瀬をみて、思わず持っていたフリップに”ありがとう”の文字を書いて掲げます。
それをみたアイドルの西野七瀬も観客席に向かって指でなにか文字を書きます。
それは”ア・リ・ガ・ト”という4文字なのでした。
では最後にお互い”ありがとう(アリガト)”を言った意味とは何だったのでしょうか?
完全に推測なのですが、
ラストでお互いに逆の立場だったらと想像しているシーンがあります。
絵を描くことを選んだ西野七瀬は、自分も含む多くの観客に応援されている西野に対して、こんな感動や刺激、夢を与えてくれる”アイドル西野七瀬”に素直に感謝する”ありがとう”だったのではないかなぁと。
アイドルという存在がなんなのかについて表現されているのではないかな?
そしてストーリ全体的に、アイドルになっていなかったとしても違う幸せを見つけていただろうという考えではないでしょうか?
また、アイドル西野七瀬は、あのときアイドルにならなかったら自分もこんな風にアイドルを応援していたんだろうなぁと思いながらも、今この場に立てているのはそうした人の応援や周りのサポートがなかったらできていない。そう感じて、今までの7年間関わってきたすべての人への感謝も込められた”アリガト”なのでは?と思いました。
そして、それぞれを組み合わせると、
実際の西野七瀬(なぁちゃん)がもしアイドルにはならなかったとしても、違った幸せな人生を歩んでいたかもしれない。
けど夢や希望、感動を与えられるアイドルという存在は素晴らしいものだと感じていただろう。
今こうやってそのアイドルという道を選んだことは決して悔いあるものではなく、誇りであった。
そんなアイドルにならせてくれたファンやスタッフ、自分に関係するすべての方々へ、今までありがとう。本当に幸せです。
と卒業を間近に控えた西野七瀬(なぁちゃん)の感謝やアイドルに対する気持ちが表現されているのではないかなと思います。
秋元真夏(まなったん)が西野七瀬(なぁちゃん)に「おかえり」といった意味や解釈
さてここで、PV途中で秋元真夏が逃げ出して帰ってきた西野七瀬に「おかえり」と迎えるシーンがありました。
その”おかえり”の真の意味とは何なのでしょうか?
実は、このPVは乃木坂46の中で実際にあった過去のエピソードや、各メンバーに西野七瀬の印象深かった所をリサーチして採用しています。
そして、秋元真夏と西野七瀬の関係は最悪だと言われていました。不仲説が流れていたんです。
というのも、秋元真夏は2011年8月21日の乃木坂46オーディションに合格したのですが、学業のため、いきなり休業を強いられました。
しかし秋元真夏は大学進学後、乃木坂46への復活を果たすために活動していました。そしてついに2012年10月、4thシングルの選抜発表のとき、たまたまスタジオで見学中だった秋元さんが呼ばれ、いきなり八福神に抜擢されたんです。(AKBで言う神セブンみたいなもの)
そのときに、3thシングルで七福神に選ばれ、このまま駆け上がっていくかと思われた西野七瀬さんが八福神から漏れてしまったんです。
そのことがきっかけで、実際1年間くらいはお互い喋ったことがないと本人たちも言っています。
しかし2014年に行われた乃木坂46のデビュー2周年記念ライブ「2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」の公演中、
西野七瀬が秋元真夏が選抜された4thシングル「制服のマネキン」の歌う前のMCで、
「あのときは言えなかった言葉で、この曲を始めます。真夏、おかえり。一緒に頑張ろう」
という言葉を放ったんですね。
それ以降2人の距離は縮まり今ではかなり仲のいい関係にまでなりました。
だから、この『帰り道は遠回りしたくなる』のPVでは、今度は逆に秋元真夏が西野七瀬に”おかえり”を言いたかったんじゃないかなと思います。
西野七瀬が卒業してしまう前に、あのときの苦い経験・関係を救ってくれた西野七瀬の言葉を使うことで、感謝の意を伝えたかったのではないでしょうか?
このシーンを見て、乃木坂ファンもかなり感動している人が多いみたいですね!
僕もこれ見て本当に感動しました😢
4年越しの”おかえり”なんてもはや反則級ですよねw
なぁちゃんとまなったんの絆の深さが最後に見られて本当に良かった・・・(´;ω;`)
最後に
いかがでしたか?
乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』のPVの意味や解釈はどうだったでしょうか?
自分なりの解釈で、上手く伝えられないところもありますが、
西野七瀬さんのこれまでの7年間の思いや経験がストーリーにもいっぱい詰まっていて、かなり感動しますよね(´;ω;`)
なぁちゃんが卒業してしまうのは悲しいですが、この経験を生かして、今後の芸能活動も頑張って欲しいですね!