新種ブルセラ症の症状と原因は?人から人へ感染の恐れや既存との違いとは?

2018年1月に長野県で40代の女性とその子供3人が”ブルセラ症”に感染している事がわかりました。

長野県に住む40代の女性とその子ども3人が、新種の人獣共通感染症の「ブルセラ症」に感染していたことがわかった。

国立感染症研究所によると、長野県内に住む40代の女性は2018年1月、38度の発熱を繰り返し、膝の関節痛があったため、検体を調べたところ、既存のブルセラ菌とは異なる、新種のブルセラ菌が確認された。

この女性の長男と次男も、同様の症状がみられるなど、子どもあわせて3人もブルセラ菌への感染が確認された。

ブルセラ症は、人から人への感染は極めてまれで、国立感染症研究所は、家庭内で何らかのものを媒介して感染したとものとみている。    

(Yahooニュース)

今回感染したブルセラ症は今までの既存のブルセラ菌ではなく、

新種のブルセラ菌から感染したそうですが

果たして、その症状や原因は一体何なのでしょうか?

また皆さんが一番気になるのは、人から人に感染する恐れではないでしょうか?

ということで今回は新種ブルセラ症の症状や原因、人から人への感染の恐れについて調べていきたいと思います!

また、ブルセラ症を初めて聞いた方もいると思うので、どういうものなのか、そして既存と新種の違いについても調べていきます!


既存のブルセラ症とは?

ブルセラ症の定義

(1)  定義
 本症はウシ、ブタ、ヤギ、イヌ及びヒツジの感染症であるが、原因菌(Brucella abortus、 B.suis、 B.melitensis、及びB.canis)がヒトに感染して発症する。波状熱、マルタ熱、地中海熱などの名前でも呼ばれる。(厚生労働省参照)

ブルセラ症の原因は、ウシなどの家畜がもっている細菌が病原体となっているそうで、

畜産に関わる人や、獣医さんにとっては怖い病気の一つとしての共通認識があるそう。

動物同士だけでなく人にも感染するので人と動物の共通感染症でもあります。

また、「感染症法」と呼ばれる法律の一種なので、

もしこのブルセラ症にかかってしまった場合は診断した医師などは届け出ることが義務付けられているので、

あまり良くない感染症と言えるでしょう。(感染症の時点でよくはないか。まぁ知っておくべき感染症ということです)

ちなみに日本では家畜などにブルセラ症の予防などをしっかりおこなっているため、ほとんど撲滅したとされていたそうですが、

今回の件で、感染の恐れがゼロではないことがわかりましたね。

海外では、まだ予防などがしっかりされていない国もあるため、海外旅行の際は特に気をつけてください!

ブルセラ症の感染経路

主に感染動物との接触、あるいはその尿、精液の付着、非加工乳製品の摂取、汚染された空気のを取り入れてしまうことでおこるそうです。

日常の生活であまり感染するようなことはないそうですが、

一番可能性があるとしたら、感染した犬の死骸や感染した動物の流産時に出る汚物などに接触することで、感染してしまう恐れがあるそうです。

感染している動物の見極めは難しいので、容易に海外などで動物の死骸などに近づかないほうがいいですね!

ブルセラ症の症状

潜伏期間は2~3週間。

症状としては熱や悪寒、倦怠感など風邪に似た症状のものが多く、特に変わった症状はないそうです。

中には無精子症になることもあるそうですが。

また数週間~数ヶ月の発熱、リンパ節、肝臓、脾臓が腫れがあるともされています。

治療法

長期の計画的な抗生物質の投与が必要とされています。

また症状によって、治療法も違うみたいなので

万が一感染してしまったかもしれないと思ったら、すぐにお医者さんに相談してください!

新種ブルセラ症の症状や原因

今回はじめて新種のブルセラ菌が発見されたとのことで、

症状や原因の例が1例しかありません。

今回の症状は、38度の発熱の繰り返し、膝の関節痛等が挙げられているので、

既存のブルセラ症との違いはあまり変わりがないように思えます。

原因は、今のところ ”家庭内で何らかの動物を媒介した可能性”とされています。

何を媒介したのかはわかっていませんが、例えば学校などで動物の媒介の授業をしたあとに

発熱など風邪のような症状が出た場合、一応病院に行って診てもらったほうがいいかもしれませんね!

一例しかないので、症状が上記のものだけとは言い切れませんが

正気の症状だけでも知っておくだけでも、少しでもはやく気づけるかもしれません。

また、新たな情報が入ったら追記していきたいと思います!


新種ブルセラ菌は人から人に感染するのか?

今回の感染は、実際に人から人への感染があったみたいですので、

”人から人への感染はある” ということになりますね。

ただ既存のブルセラ症もそうなんですが、人から人への感染は極めて稀らしいです。

まずは、動物などの死骸には容易に近づかないなど

動物からの感染を避けるよう気をつけましょう!

最後に

いかがでしたか?

感染症はいつの時代にもあるものですので、

こういったニュースがあれば、しっかり基礎知識だけでも学んでおいたほうがいいなと思った今日このごろです。

情報がすくないですが、また新たな情報が入ったら追記していきますので、しばらくお待ち下さい。


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