2019年パリーグ優勝した西武ライオンズですが、本日の公示で1軍登録選手全員抹消と発表されました。
全員抹消とはどのような制度、意図なのでしょうか?また全員抹消になった経緯について調査してみました。
2019年西武ライオンズが1軍選手全員抹消
本日9月27日に日本野球機構(NPB)より西武ライオンズの選手が全員抹消と発表されました。対象選手は下記の通りです。
これはさすがに圧巻ですね(笑)
- 木村文紀(L)
- 鈴木将平(L)
- 愛斗(L)
- 秋山翔吾(L)
- 熊代聖人(L)
- 森友哉(L)
- 駒月仁人(L)
- 中田祥多(L)
- 水口大地(L)
- 山野辺翔(L)
- 外崎修汰(L)
- 源田壮亮(L)
- 佐藤龍世(L)
- 永江恭平(L)
- 山川穂高(L)
- E.メヒア(L)
- 金子侑司(L)
- 今井達也(L)
- 増田達至(L)
- 松本航(L)
- 野田昇吾(L)
- 平井克典(L)
- 佐野泰雄(L)
- K.マーティン(L)
- 小川龍也(L)
- 本田圭佑(L)
- 國場翼(L)
- 平良海馬(L)
- D.ヒース(L)
なぜ全員抹消など行うのか?
なぜ全員抹消など行われるのでしょうか?
理由はシーズン終了からクライマックスシリーズ(CS)まで10日以上空白があるためです。
プロ野球では一度登録を抹消した場合、抹消後10日間再登録ができません。
もしクライマックスシリーズ前に1軍登録選手が怪我をした場合、登録抹消すると上述の通り、クライマックスシリーズには全く参加できない事になります。
万全の状態でクライマックスシリーズに参加するために、あらかじめ全員抹消をするというわけです。
全員抹消は優勝チームの特典と歓喜の声も多く見られます
SNS上での反応は、プロ野球に詳しい方からは全員抹消を見ることで優勝したということを実感し、歓喜の声が多く聞かれます。
基本的にCS進出が決まっており、10日以上期間が空くと自動的に全員抹消するという制度に今はなっているようですね。
全員抹消の起源は落合監督時代の中日
全員抹消というのはいったいいつから始まったのでしょうか?
起源は2010年にセリーグ優勝した落合政権時の中日ドラゴンズです。
万全の体制でCSに参戦したかった落合監督は当時のルールの盲点を突き、全員抹消という手法を取られたという事です。
実際には一軍選手のFA取得日数等への影響があるため、プロ野球機構が2011年からは シーズン最終戦とCSの間隔が10日開いた場合は自動的に全選手の出場選手登録が抹消するように制度化しました。
まとめ
本日は一般には聞きなれない1軍登録選手全員抹消についてご案内させて頂きました!
全員抹消はリーグ優勝チーム、CS参加選手の特典といっても過言ではありませんね!
来年はぜひともみなさんの好きな球団で「全員抹消」というイベントが見れるとテンションがあがるかもしれませんよ。